デジ絵制作で有用なソフト一覧

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デジタルでイラストや漫画を描く場合、ソフト選びも重要な要素となって来るでしょう。
イラストや漫画作成に使えるであろうソフトは、シェアウェアからフリーウェアまで多く存在し、それぞれ個性があります。
ここでは、よく使われるソフトの大まかな機能と特性について解説したいと思います。
尚、デジタルでイラストを描く方法は、当サイトではGIMPでのイラストの描き方を解説していますので、そちらをご覧下さい。

ブルーは「シェアウェア」グリーンは「フリーウェア(試用版)」です。

ソフト一覧

Photoshop(フォトショップ) Adobe(アドビ システムズ)社から販売されているフォトレタッチソフト。世界中で使用され、出版業界の事実上のスダンダード。
非常に機能が高く、プロのデジタル絵師御用達。
レベルの高いカラープロファイルや標準でCMYKカラーモードに対応している等、出版関係への就職や同人誌等の印刷などでは、ほぼこのソフトを使用しないと立ち行かないと行っても良いくらい浸透しており、最も人気があるが、基本はフォトレタッチ(写真補正)ソフトのため、専門のペイントソフトと比べてブラシ機能や描き心地に若干劣る所がある。
バージョンには3D機能等が付いたCS3 ExtendedとCS3、廉価版のElementsがある。
ElementsにはCMYKカラーモードが実装されていないため、同人出版を考えているユーザーは買う意味はあまり無い。

Photoshop CS3 Extended \140,800(アップグレード\48,000)
Photoshop CS3 \100,000(アップグレード\26,000)
Photoshop Elements \14,490(アップグレード\10,290)
公式サイトと体験版有り
Painter(ペインター) Corel(コーレル)社が販売しているペイントソフト。
多彩なブラシ機能が特徴で、ブラシのカスタマイズ性が非常に高く、ペイント系では最も優秀なソフト。
PhotoshopとPainterを両方使用するユーザーも多く、それぞれフォトレタッチとペイントを代表するソフトだが、ペンタブレットで絵を描く事を前提とし、自然な絵を描くために開発されたPainterの方が、自然な描き味と心地良い筆捌きを実現出来る。
PainterはVer6のそれ以降から、大幅に使用感が変わっており、以後のPainterを毛嫌いするユーザーも存在する。そのためあえて最も評価の高かったPainter6から動かないユーザーも多い。
かつてはペンキ缶の中にソフトが入っており、缶切りで開けて取り出す趣向を用いていた。
バージョンはPainter Xと廉価版のEssentialsがある。
価格は販売サイト、対応OSによりまちまちだが大よそ

Corel Painter X 通常版 \40,000後半(アップグレード\20,000後半)
Corel Painter Essentials \10,000前後(アップグレード\7,000前後)
体験版有り
公式サイト
Illustrator(イラストレーター) Adobe(アドビ システムズ)社から販売されているドローソフト。
これも出版業界の事実上のスタンダードとなっている。ハンドリングする事で、一度描画した線や図形を変形、修正する事が出来る。プロに使用者が多い様で、あまりアマチュアでは聞かない。

Illustrator CS3 \84,000(アップグレード\26,000)
体験版有り
公式サイト
GIMP(ギンプ) GNUプロジェクトの申し子。フリーウェア。
非常に高い機能を持ち、それだけならばPhotoshopと遜色の無いレベルではあるが、独特のユーザーインターフェースや標準でCMYKカラーモードをサポートしていない、落ちやすい等、高機能と同時に使い勝手の悪いソフトとして日本では認知されている。
しかし、パスやアルファチャンネル、強力なフィルタ機能等、使いこなせばハイレベルなユーザーでも満足できる十分な機能を備えており、10万円以上を払いPhotoshopを使うか、無料で使い辛いGIMPを使うかは好みの分かれる所である。
最近は日本の有志によって、CGイラストを描き易くする「G-Pen」や「MixBrush」といった新機能が公開され、Windows版も安定してきており、決してレベルの低いソフトではない。
尚、このサイトではGIMPによるデジ絵制作を解説しています。

公式サイト
SAI(サイ) SYSTEMAXのペイントソフト。
2008年2月25日を以ってβ版の公開終了を向かえ、現在はシェアウェアとして販売されている。
2007年、ニコニコ動画等にSAIを使用して描かれたイラスト等の、作成過程を収めた動画が多数アップされた事を機に、一気に人気が上昇し注目されているソフトである。
ペンタブレットで絵を描いた時の描き味の追求を目指しており、非常にタブレットとの相性が良い。特に描線の美しさには定評があり、線画の部分をSAIで行い、それ以外を別ソフトで行うという人もいる。
水彩ブラシなども実装しており、ペイント機能だけで考えればかなり実用的なソフト。フォトレタッチ以外の目的ならば、十分デジ絵作成に耐え得るソフトだと言える。

SAI \5250
公式サイト
Pixia(ピクシア) 丸岡勇夫氏が開発を行っているペイントソフト。
この手のソフトの中では歴史が長く、昔からの愛用者が多い。アップデートも頻繁であり、現在も精力的な開発が行われている。
全体的にソフトとしてはレベルが高く、描線、色彩共に滑らかで、イラストを美しく仕上げる事が出来る。しかし、少しインターフェースが独特かも知れない。プラグインにより様々な機能を取り入れる事が可能。
ユーザーコミュニティが存在し、とても活発である。

公式サイト
Atelier(アトリエ) Arue氏が開発したフリーの漫画作成専門ソフト。
漫画を専門的に描くためのソフトは、フリーではほとんど見た事がなく珍しいソフトと言える。漫画制作用とあり、デジタルで漫画を描くための便利機能を搭載している。集中線機能は非常に自由度の高い立派な物が描ける為、とても有用な機能だと思う。しかし、個人的には描線に難があると感じられ、単純な作画においてはあまりお勧め出来ない。ペンタブレット対応。

公式サイト
ComicStudio(コミックスタジオ) 株式会社セルシスが販売している漫画作成専門ソフト。
そもそもソフト自体が漫画作成のために設計されているため、0から100まですべて同ソフトで始めて、完結出来るのが最大の特徴。漫画で使われる機能を徹底して取り入れている。
写真や画像を線画とトーンに自動変換する「2DLTレンダリング機能」、3Dモデリングデータを、線画とトーンに自動変換する「3DLTレンダリング機能」、数多くの資料集等、非常に高機能であり作業効率上昇が期待出来る設計となっている。
バージョンはProとEX、Debut、そして廉価版のmini(市販されておらず、ペンタブレットIntuos 3のバンドルソフトとしてだけ入手可能)が存在する。

ComicStudio PRO \252,00
ComicStudio EX \48,300
ComicStudio DEBUT \12,600
ComicStudio mini 非売品
体験版有り
公式サイト
NekoPaint(ネコペイント) 個人が制作しているペイントソフト。
当初大したソフトとは思えなかったが、調べてみるとシェアウェアだけあって機能は高い。基本的なペイントソフトの持つ機能は実装しており、日本発という事もあって漫画作成用の「グレ猫」バージョンも含まれている。
インターフェイスは、他のWindows系フォトレタッチ、ペイントソフトと同じ下にメインウィンドウを敷いて、その上に複数のツールウィンドウを配置する形式で、PainterやComicStudioに近い。
SAIがシェアウェアとなってからは、およそ半額で購入でき、尚且つ基本的な漫画作成の機能はブラシなどを追加する事で補えるため、一つの選択肢として一度試用してみる価値はある。日本にもそれなりにユーザーが存在し、掲示板や使い方を解説しているサイトも存在する。個人的にはGIMP、Pixiaの次に紹介したいソフトである。
最初の一ヶ月は試用期限として無料、その後は有料。

NekoPaint \2,625
公式サイト
PictBear Second Edition(ピクトベアー セカンドエディション) 柏木泰幸氏作成のペイントソフト。
癖の少ないインターフェースで全体的には機能の高いソフト、レイヤー機能はフリーの中では強力な方に入る。しかし、PhotoshopやGIMPと比べると、まだまだ機能は低く本格的に使用するとなると不安もある。
室長は、昔漫画のフキダシのセリフ(ネーム)をPictBearで入れていた事がある。

公式サイト
openCanvas(オープンキャンバス) システム・プロダクトから販売されているペイントソフト。
元々は無償版として公開され、現在はシェアウェアとなり、一足早いSAIの様な存在と言える。シェアウェアのため機能は高い、それでいて市販ソフトの中では安価なソフト。
販売サイトにユーザーコミュ二ティが公開されており、ユーザー達の交流も盛んである。コミュニティを盛り上げる要素として、openCanvasの持つ「イベント再生機能」が挙げられる。この機能はイラスト作成の全工程を保存する機能であり、データを他のユーザーがダウンロードすれば、イラストの作成過程を視聴する事が可能である。
openCanvas(プラス版) \7,800
openCanvas(ノーマル版) \5,000
(アップグレードは\3~4,000)
体験版有り
公式サイト
Expression3.3(エクスプレッション) フリーで使えるドローソフト。
昔の販売元から現在のMSに買い取られたが、その前のソフトだったと思う。ペンタブレットの筆圧検知にも対応しており、使用した感じはInkscapeより高度なソフトと感じる。しかし、室長はさほど使用していないため、詳しい事は分からない。Expressionを使用した漫画の描き方を解説した専門書もある(著者がコミックスタジオへ以降したため、絶版間近という話も)。
すでに打ち止めのソフトのためVerアップなども無く、今後の発展性は無いソフトと言える。現在MSから販売されている物は、ほとんど別物と言われている。

公式サイト
導入参考サイト1
導入参考サイト2
Inkscape(インクスケープ) GPLライセンスで配布されているフリーのドローソフト。
位置付けとしては、PhotoshopとGIMP、IllustratorとInkscapeという事になるが、GIMPほどまだ機能的には成熟しておらず、まだまだ性能は低いと言わざるを得ない。しかし、現在の所フリーで使えそうなドローソフトはInkscapeしか存在せず、無料でドローソフトを使うとなればInkscapeしかないのが現状である。
GIMPとの連携が図られており、Inkscapeで作った画像データをGIMPにドラッグ&ドロップする事で、簡単に読み込ませる事が出来る様になった。尚、フリーウェアにしては珍しく、ユーザーインターフェースが直感的で分かり易いと評価されている。

公式サイト
Atelier 1.0
(アトリエ)
りげる氏によって作られた、もう一つのAtelier名を持つフリーのペイントソフト。元は「Janus(ヤヌス)」というソフトだったが、改称されて現在の名称になった。
基本的な機能は実装しており、ペンタブレットにも対応。.NETで作られているため動作がもたつく。

公式サイト
解説wiki
ArtRage 2(アートレイジ) Ambient Design Ltd.が販売している油絵タッチのイラストが描けるペイントソフト。
漫画制作には全然向きませんが、独特のタッチを表現出来るので紹介する事にしました。ArtRage 2を使用して、同人誌の表紙に油絵的なアレンジを加える等、用途はあるのではないでしょうか。
インターフェースは独特ではありますが、非常にスッキリしていて分かり易く、且つお洒落です。洗練されたその作りは、優れたデザインセンスを感じさせ、使っていて心地良さを感じさせてくれます。ブラシ機能も強力で、筆圧検知にも対応しています。有償版と無償版が公開されていますが、無償版は保存出来る画像形式が少ないなど制限が多いのがネックです。しかし、ソフト自体の値段が安いので、試し買いが出来るユーザーもいるかも知れません。

ArtRage 2 for Mac OS X \3,980
ArtRage 2 for Windows \3,980
ダウンロード版は-千円、ガイドブック付きは+千円。
公式サイト