G-PenとMixBrushを導入する

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GIMPでのイラスト、漫画製作に役立ちそうな機能に「G-Pen」と「MixBrush」があり、「GIMP-Painter」として二つ一組で「gimp-painter」として配布されています。
G-Penとは、インクツールを改良した様なツールで、手ブレ補正機能搭載のペンの事です。ちなみに漫画道具のGペンとは関係ありません。GIMPでイラストをペンタブレットで描く時、主に使うのはインクツールです。ペンタブレット「intuos3」は筆圧検知と傾き検知を備えていますが、GIMPのツールの中でこの二つの機能共対応していたのはインクツールのみだったと思います。しかし、通常のインクツールは長い直線を描くと手ブレまで再現してしまい、描線がクネクネしてきます。それを防ぐために作られたツールが「G-Pen」です。
MixBrushiは、下にある色とその上から塗る色とを混ぜ合わせる機能があります。
Linux版gimp-painterはパッチを当てなければならず非常に面倒ですが、Windows版は簡単に導入出来ます。
ここではWindows版、Linux版共に導入方法を紹介します。

Windows版gimp-painterの導入

「gimp-painter」をダウンロードする

まずこのサイトへ飛んで下さい。サイト中の最新のバージョンの物をダウンロードする方がいいでしょう。するとダウンロードページが表示されます。
表示された物のなかの「win32_bin.zip」と書いてある最新のデータをクリックしダウンロードして下さい。バージョンごとに入れるファイルが違います。(最新バージョンの2.4.2は11月24日のファイル)

GIMPのフォルダの中に入れる

gimp-painterの導入第1図gimp-painterの導入第2図

解凍したフォルダには、「gimp-2.4」と「readme」があると思います。ここから先は説明を読めば分かると思いますが、一応書いておきます。
「GIMP- 2.0」→「bin」の中の同名のデータと解凍したフォルダに入っていた物とを交換します(念のためリネームしてバックアップしておいた方がいいかも知れません)。交換後GIMPを起動するとツールボックスの中に「G-Pen」と「MixBrushi」が追加されています。
実行しても「libfreetype-6.dllが見付かりません。」というエラーが出て起動出来ない場合は、「freetype6.dll」というデータをlibfreetype-6.dllにリネームして実行してみて下さい。
左が追加前、右が追加後です。G-PenとMixBrushiは独自のアイコンがないので、筆ツールとインクツールアイコンで代用されています。

G-Penの使用感

gimp-painterの導入第3図マウスによって両方共デフォルト設定で描画されています。直線で早く描いた場合さほど違いはありませんが、曲線になると違いが分かると思います。
マウスでは結構分かり易いですが、タブレットの場合そこまで違いがあるという感じではありません。インクツールよりはG-Penの方が線が引き易いというは確かだと思いますが。

MixBrushiの使用感

gimp-painterの導入第4図MixBrushiで塗ったのが上図です。下地の色と重ね塗りした色が混ざり合っている事が分かると思います。

Linux版gimp-painterの導入

GIMPはLinux版も存在しており、本来はWindowsではなくLinuxでの使用が自然な形になります。
GIMPはフリーのフォトレタッチソフトとして世界的に有名なので、どのLinuxディストリビューションを選んでも、中に初めからインストールされていると思います。単純に使うならそれで問題無いですが、GIMP-Painterを使いたい場合別途インストールしなければなりません。
Windows版のGIMP-Painterは、非常に簡単に導入出来ますが、Linux版はGIMPにパッチを当ててコンパイルしなければなりません。ここには一応そのやり方を書いておこうと思います、
が、正直室長はLinuxは門外漢です。あまり期待に応えられるわけではありませんが、取り合えず自分で試してみて、導入する事の出来た一方法を書いておきます。参考にして下さい。書いてある通りにやっても出来ないとなっても、室長にはそれに的確に答えるだけの引き出しがありませんので、勘弁して下さい。

注・Ubuntu 8.04 GIMP2.4.4での説明です。ネットで検索して、掲示板に紹介されていた方法を参考にさせて頂きました。

端末からGIMPのコンパイルに必要な物一式を揃える

まずはすでにインストールされているGIMPを削除しておきます。削除しなくてもいい様ですが、最新の2.4.5はGIMP-Painterの方が今の所無いので、2.4.4で試すためにUbuntu 8.04で試した室長は削除しました。
そうしたら、端末に

$ sudo apt-get build-dep gimp

と入力して下さい。これで必要な物一式が揃います(多分)。

公式サイトからGIMPのソースコードをダウンロードする

公式サイトからお目当てのGIMP Verをダウンロードして下さい。今回落としたファイルはgimp-2.4.4.tar.bz2です。
それを「home」→「(ユーザー名フォルダ)」→「GIMPsection(自分で作成したフォルダ)」に置いたとします。

GIMP-Painterのソースコードをダウンロードする

GIMP-Painterから、先ほどダウンロードしたGIMPと同じVer、今回は2.4.4なので「gimp-painter--20080205.diff」をダウンロードする。
ファイルを同じくさっきGIMPを置いたフォルダに置く。

GIMP2.4.xを解凍する

落としたGIMPを解凍します。わざわざシェルを使わなくてもダブルクリックで出来ます。「Dクリック」→「書庫マネージャ」→「展開」。
シェルで入力する場合は、
$ cd /home/(ユーザー名フォルダ)/GIMPsection(当然人によって違います)
でGIMPのある所まで移動し、
$ tar xvf GIMP.2.4.4.tar.bz2
と入力します。これで解凍がされると思います(多分)。

GIMP-Painterのパッチを当てる

解凍したGIMPとGIMP-Painterがあるフォルダまで移動します。落としたGIMPと同じフォルダならcd /home/(ユーザー名)/GIMPsection(当然人によって違います)のままでOKです。
そこで、

patch -p1 /home/hoge/gimp-painter--20080205.diff

と入力、実行して下さい。これでパッチを当てた事になります。

コンパイルする

gimp-painterの導入第5図

全部終わったら、
$ sudo ./configure を実行
$ sudo make を実行
$ sudo make install でインストールです。

無事終われば、再起動後グラフィックスの項目にGIMPが追加されています。sudoはUbuntuでのsuです。なのでパスワード入力が求められます。
室長がやった時は最初の起動でエラーが発生し、「libgimp」のバージョンが違うと出たので、libgimpの2.4.5を削除すると起動出来る様になりました。
Linux版GIMPにGIMP-Painterを追加したのが上図です。

Linux版GIMPにペンタブレットを対応させる

GIMPでペンタブレットを使う時、ディストリビューションによって使えたり使えなかったりする物がある様です。ここではUbuntuでの設定のやり方を紹介します。
Ubuntuは7.04や7.10の場合、初めからwacomのドライバが入っていて、ペンタブレットを繋げて「環境設定」から設定を行えば、そのまま使えたと思います。しかし、8.04はネットで調べた限りでは、どうもデフォルトで入っていない様(自信はありません)なので、8.04用のやり方を書きたいと思います。(ここではIntuos 3のやり方です。他の物だと無理かも知れません。)
以下は参考(というかそのまんまですが)にさせて頂いたサイトです。
Ubuntu日本語フォーラム
GIMP wiki
ワコムタブレットをLinuxとGIMPで快適に使う方法

wacom-toolsをインストールする

まずはwacom-toolsという物が必要になります。ファイルをダウンロードしてきてコマンドでインストールする方法もありますが、

$ sudo apt-get install wacom-tools

と打てば勝手にインストールされるので便利です。

公式サイトからGIMPのソースコードをダウンロードする

公式サイトからお目当てのGIMP Verをダウンロードして下さい。今回落としたファイルはgimp-2.4.4.tar.bz2です。
それを「home」→「(ユーザー名フォルダ)」→「GIMPsection(自分で作成したフォルダ)」に置いたとします。

xorg.confを編集する

xorg.confを開くために、以下のコマンドを入力します。編集する前に必ずリネームしてバックアップを取っておいて下さい。変に書き換えてしまった場合、ディスプレイの表示がおかしくなります。その時はxorgをバックアップしていた物に戻します。

$ sudo gedit /etc/X11/xorg.conf

これで一気に開くと思います。他にも

$ sudo nautilus

と打って、rootの状態でファイル操作を行っても良いと思います。
xorg.confを開いたら、最初から書いてある文章を消さずその下に、下記の文章を一応「Section "ServerLayout"」の上にコピー&ペーストして下さい。(単純に一番下にコピーしても出来たと思います)



今度はもう一つ



という文章を「Section "○○○"」の「"ServerLayout"」のブロックの中に、コピー&ペーストします。
これはGIMPの「設定」の項目になります。これで終わりです。

後は、Ubuntuをペンタブレットを繋いだ状態で再起動させて下さい。Ctrl + Alt + BackSpaceでXを再起動させるだけでも良かったと思います。こちらの方が楽で早いでしょう。
GIMPを起動したら、「環境設定」→「入力機器」→「追加された入力機器の設定」をクリック。「Stylus」「corsor」「eraser」のそれぞれのモードの設定を「画面」にして下さい。これで筆圧感知も効きます。
GIMPの「追加された・・・」に表示されない場合は、xorg.confが認識されていないかも知れません。もう一度正しく保存してみて下さい。

注:前述しましたが、室長はLinuxは詳しくないため、完璧な表現ではないと思います。このページの方法で上手くいかなかった場合は、他のwebサイトを参考にして頂きたいと思います。ご了承下さい。

日本語ファイルの表示

Ubuntuで日本語ファイルが表示されない場合は、ここへ行って「lupin-support_0.16+locale113_all.deb」をダウンロードして下さい。その時の最新の物がいいと思います(書いている時の最新は上の物でした)。
ダウンロードしたら、単純にダブルクリックすればそのままインストールされます。Ubuntuを再起動後、日本語ファイルが表示されます。