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ペンタブレットの選び方

ペンタブレットの種類

ペンタブレットを使用してPCでイラストを描く場合、ペンタブレットの選択は非常に重要になってきます。現在ペンタブレットの主流はWacom社製の製品で、日本だけではなく世界でも日本のWacom社の製品がスタンダードとなっています(他のメーカーからももっと安い物が出ているが、最も評価が高いのはWacom)。

Wacomは、液晶タブレットと標準タブレットをユーザーに提供しています。

Cintiq(シンティック)※液晶タブレット
Intuos 5(インテュオス ファイブ)
Bamboo(バンブー)

です。2007年にFAVOの後継としてBambooが発表されました。現在プロアマ問わず、最も多いのがIntuosシリーズです。Intuosシリーズはペンタブレットの最高峰であり、商業利用では他に選択肢はないでしょう。

Cintiqは画面に直接ペンで描き込めるため直感的で描きやすい、しかし値段が張るためアマチュアには無縁の物でしょう。プロには結構使用者がいる様です。

ペンタブレットの機能の違い

Intuos 5

プロフェッショナル向けの市販ペンタブレットの最高峰、全ての機能で最高レベル。お財布が許すのであればこれを買っておけば間違いありません。前機のIntuos4からの最大の進化は、ワイヤレス対応とタッチ機能です。

ペンタブレットを指でスマートフォンのように操作する事で、カーソル移動、メニュー表示など、一々マウスを使わずともIntuos5のみで操作を完結出来るように設計されています。

しかし、全てのバージョンにタッチ機能があるわけではなく、タッチ機能もショートカットに馴れていれば必ず必要という分けでもありませんし、そもそも肝心のタッチ機能も重い、誤作動すると評価が芳しくないようです(勿論、評価しているレビューもあります)。

全体的なスペックはIntuos4からあまり進化していません。ペンタブレットで重要になる筆圧検知も2048とIntuos4と同じです。すでにIntuos4を持っている人は無理に買い換える必要は無いかも知れません。

しかし、まだペンタブレットを持っていない、廉価版のBambooやIntuos3以前のIntuosしか持っていない人ならば、今からならIntuos5がベストです。

問題は値段が張るという点に尽きます。しかも使用するペンやペンに使う芯などもかなり高く、何かと出費がかさみます。しかし性能は折り紙付きです。

種類はサイズとタッチ機能の有無、付属がワイヤレスキットか、ソフトか、無しかで決まり、サイズはSmall(A6)、Medium(A5)、Large(A4)の3種類です。Intuos 4まではワイヤレス版が独立して存在しましたが、Intuos 5からは全モデルワイヤレス対応となりました。

しかし、ワイヤレスキット対応という意味で、ワイヤレス環境にするには別途ワイヤレスキットが必要になります。これは付属されているVerもあれば無いVerもありますので気を付けて下さい。

スペック
ペン入力
・読取方式 電磁誘導方式(Electro Magnetic Resonance technology)
・読取分解能 最高0.005mm
・読取精度 ±0.25mm
・読取速度 最高200ポイント/秒
・読取可能高さ 10mm
・筆圧レベル 2048
・傾き検出レベル 最高±60レベル
タッチ機能
・読取方式 静電結合方式
ファンクションキー数 8(Smallは6)
タッチホイール数 静電容量方式×1
ワイヤレスキット仕様
・ワイヤレス範囲 約10m
・ワイヤレス連続使用時間 small - 15時間 touch small - 8時間 medium - 15時間 touch medium - 8時間 touch large - 5時間
・充電時間 6時間
電源 USB(ワイヤレスキット使用時は充電式リチウムイオン電池)
ソフト
・Adobe Photoshop
・Elements 10
・Corel Painter
・Essentials 4
・Corel Painter
・Sketch Pad

Small
・読取可能範囲 157.5×98.4mm
Sサイズ Intuos5 PTK-450/K0
・タッチ機能 - ×
・ワイヤレスキット - ×
・付属ソフト - ×
\19,300前後
ワイヤレスキット付属 Sサイズ Intuos5 touch PTH-450/K0
・タッチ機能 - ○
・ワイヤレスキット - ○
・付属ソフト - ×
\20,800前後
Photoshop Elements10付属 Sサイズ Intuos5 touch PTH-450/K1
・タッチ機能 - ○
・ワイヤレスキット - ×
・付属ソフト - ○
\20,000前後

Medium
・読取可能範囲 223.5×139.7mm
Mサイズ Intuos5 PTK-650/K0
・タッチ機能 - ×
・ワイヤレスキット - ×
・付属ソフト - ×
\27,000前後
ワイヤレスキット付属 Mサイズ Intuos5 touch PTH-650/K0
・タッチ機能 - ○
・ワイヤレスキット - ○
・付属ソフト - ×
\29,000前後
Photoshop Elements10付属 Mサイズ Intuos5 touch PTH-650/K1
・タッチ機能 - ○
・ワイヤレスキット - ×
・付属ソフト - ○
\29,000前後

Large
・読取可能範囲 325.1×203.2mm
ワイヤレスキット付属 Lサイズ Intuos5 touch PTH-850/K0
・タッチ機能 - ○
・ワイヤレスキット - ○
・付属ソフト - ×
\37,000前後

Extra Large
・読取可能範囲 487.7×304.8mm
Extra LargeサイズはIntuos5ではありませんが、その代わりIntuos4がまだ販売されています。
PTK-1240/K0 \68,000前後
読取可能範囲 487.7x304.8mm
外形寸法(W×D×H) 約623×462×28mm
重量 約3.5kg

Intuos 5公式サイト

Bamboo

FAVOの後継として2007年に発表された新タブレット。Intuosシリーズの廉価版で初心者、もしくは入門者用のペンタブレット。しかし最初のBambooシリーズと比べて今のBambooシリーズは基本性能が向上しており、前Intuosシリーズの3に相当する。

BambooはIntuosシリーズの廉価版ではあるが、Intuosには無いタッチ機能が備わっている。これは直接指で操作するものでスマートフォンをイメージすると分かり易い。拡大縮小など直感的に行える。新しい方式なので最初は廉価版のBambooで実験的に試しているのかも知れない。Bamboo Penはタッチ機能が無くペン操作のみ、その分価格が安くBambooの中の廉価版。
サイズはSmall(横28cm×縦18cm)とMedium(横35cm×縦21cm)の2種類。ワイヤレスにするための別売りのキットも販売している。

スペック
読取分解能 ±0.25mm
読取速度 最高133ポイント/秒
読取可能高さ 7mm
筆圧レベル 1024
傾き検出レベル 無し
ペン入力の読取可能範囲 Small・147.2×92mm/Medium・216.48×137mm
タッチ入力 Small・147.2×92mm/Medium・216.48×137mm
重量 Small約420g/Medium約640g

Bamboo
標準モデル。付属ソフト無し。
Small
CTH-470/K0 \9,000前後
Medium
CTH-670/K0 \15,000前後

Bamboo Pen
ペンで描くためだけに特価した廉価版。以下削除された機能。
●タッチ機能
●ペン後部の消しゴムボタン
●ファンクションキー
●ワイヤレスキット非対応
CTL-470/K0 \6,500前後

Bamboo Fun
イラスト作成を志向したモデル。6種類のソフトが付属。3色2サイズ。
Small
CTH-470/W1(ホワイト) \10,000前後
CTH-470/K1(ブラック) \10,000前後
CTH-470/P1(ピンク) \10,000前後
Medium
CTH-670/W1(ホワイト) \16,000前後
CTH-670/K1(ブラック) \16,000前後

Bamboo Comic
Funの付属ソフトをコミック作成用のソフトと一部差し替えた低価格版(Photoshop Elements等が無い)。
3色2サイズ。
Small
CTH-470/W2(ホワイト) \10,000前後
CTH-470/K2(ブラック) \10,000前後
CTH-470/P2(ピンク) \10,000前後
Medium
CTH-670/W2(ホワイト) \16,000前後
CTH-670/K2(ブラック) \16,000前後

Bamboo公式サイト

Cintiq

液晶ペンタブレットの最高峰。液晶に直接ペンで描き込むため、紙に絵を描いている感覚でイラスト制作が可能です。
液晶ペンタブレットは基本プロ用の道具であり、アマチュアが使うには価格が高すぎますが、アマでも資金と興味があるなら購入しても良いでしょう。

サイズで12インチ、21インチ、24インチの3種類がある。

Cintiq 12WX
DTZ-1200W/G0 \87,000前後
液晶
液晶方式 IPS方式
最大表示色 1677万色/256階調
アスペクト比 16:10
画面サイズ 12.1インチワイド
解像度 WXGA(1280x800)
ドットピッチ 0.204mm
応答速度 25ms
コントラスト比 600:1
視野角 水平170°/垂直170°
映像入力 アナログRGBまたはDVI-I 29ピン
タブレット
読取方式 電磁誘導方式(Electro Magnetic Resonance technology)
読取可能範囲 261.12 x 163.2 mm
読取分解能 最高0.005mm
読取精度 ±0.5mm
読取可能高さ 5mm
筆圧レベル 1024
傾き検出レベル ±60
インタフェース USB
外観
外形寸法(WxDxH) 405.2×269.7×17mm(突起部除く)
重量 約1.8kg
チルト角度(垂直より) 30/65/90度
回転角度 任意(チルト90度時)

Cintiq 21UX
DTK-2100/K0 \200,000前後
液晶
液晶方式 IPS方式
最大表示色 1677万色/256階調
アスペクト比 4:3
画面サイズ 21.3インチ
解像度 UXGA(1600x1200)
ドットピッチ 0.270mm
応答速度 26ms
コントラスト比 550:1
視野角 水平170°/垂直170°
映像入力 アナログRGBまたはDVI-I 29ピン
タブレット
読取方式 電磁誘導方式(Electro Magnetic Resonance technology)
読取可能範囲 432.0 x 324.0mm
読取分解能 最高0.005mm
読取精度 ±0.5mm
読取可能高さ 5mm
筆圧レベル 2048
傾き検出レベル ±60
インタフェース USB
外観
外形寸法(WxDxH) 561×421×47.8mm(突起部、スタンドを除く)
重量 約8.7kg(本体)/約1.7kg(スタンド)
チルト角度 30~80度
回転角度 ±180度

Cintiq 24HD
DTK-2400/K0 \280,000前後
液晶
液晶方式 IPS方式
最大表示色 1677万色/256階調
アスペクト比 16:10
画面サイズ 24インチ
解像度 UXGA(1920x1200)
ドットピッチ 0.270mm
応答速度 13ms
コントラスト比 550:1
視野角 水平178°/垂直178°
映像入力 アナログRGB、DisplayPort、DVI、HDCP
タブレット
読取方式 電磁誘導方式(Electro Magnetic Resonance technology)
読取可能範囲 518.4×324mm
読取分解能 最高0.005mm
読取精度 ±0.5mm
読取可能高さ 5mm
筆圧レベル 2048
傾き検出レベル ±60
インタフェース USB
外観
外形寸法(WxDxH) 769.3×463.7×64mm(突起部、スタンドを除く)
重量 約28.6kg

お勧めのペンタブレット

単純に性能の高い物をお勧めします。やはりIntuos 5が最もお勧めだと思います。ネット上ではBambooとIntuosはそこまで変わらない、という意見もありますが、何だかんだ言っても高いものほど質が良いものです。しかし趣味で使う程度ならBambooでもOKでしょう、Bambooで超絶なイラストを描いている人もいますから、結局は能力次第という事になるのでしょう。

サイズはA5を薦めます。ネット上では大きいサイズのタブレットの方が描き易いという意見が多いからです。しかし、描き方によって必要となるサイズも変わるでしょうし、それは個人に依存しますから、一度家電量販店などに出向き、店頭に飾ってあるタブレットの使い心地を確認してくる事をお勧めします。

私はネット上の情報を元にA6でも十分では? と思いながらも、A5サイズのIntuosを購入しました。しかし使用してみると領域が広過ぎると感じ読み取り領域を調節した結果、A6サイズよりも狭い範囲で使用しています。人それぞれという事です。

恐らく初心者にはBambooのA5サイズが丁度いいのではないでしょうか。

GIMPでペンタブレットは使用出来るか

GIMP for Windowsの場合は結論から言えば出来ます。古いバージョンのGIMPですとただ動く程度のものもありますが、現在のバージョンなら大丈夫です。管理人は現在Intuos 3をGIMP2.6.11で使用していますが問題ありません。ペンの追随も良く、筆圧検知、傾き検知共に受け取ります。GIMPでは「環境設定」から新しい追加デバイスを設定する項目がありますので、最初は挙動がおかしくても正しく設定する事で上手く動かす事が可能な様です。

Linux版GIMPでペンタブレットを使う

GIMPは本来Linux用のソフトです。Linux版の方が軽くて安定しています。一応Linux版GIMPでもワコムのペンタブレットは使用出来るようですが、xorgなどを書き換えなければならない等、それなりにLinuxに詳しくなければスムーズに使う事は出来ないので、注意して下さい。

Linuxの中でも「Ubuntu(ウブントゥ)」を利用する場合には、新しいバージョンであればタブレットを接続しているだけで、自動的に認識してくれ普通に使う事が出来る様になっています。Ubuntuは初心者向けの簡単で、強力なLinuxディストリビューションとして知られているので、LinuxでGIMPの利用を考えているなら一つの選択肢として考えても良いかも知れません。
しかも、Ubuntuには「wubi」と言われる、Windows上にUbuntuをインストールでき、アンインストールも簡単に行える便利なソフトが存在しています。Linuxを試してみるという事でいえばこれ以上ないソフトだと言えるでしょう。

しかし、wubiで入れたUbuntuは多少重くなってしまいますので、実際GIMP for Windowsと比べても動作に大差は感じられないかも知れません。
尚、「G-PenとMixBrushiを導入する」に「Ubuntu」での、G-PenとMixBrushiの導入方法とペンタブレットの対応の設定方法を詳しく紹介させて頂いています。参考にされたい場合は覗いてみて下さい。

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